お金の話はとても苦手である。基本的に、心のどこかではお金のことを考えたくないと思っている。なぜかはわからない。子供時代の育った環境の影響かもしれない。実家の食卓ではお金の話題がほとんど出なかった。
とは言っても個人事業者。お金のことを考えない日はない。新刊はいつ出るか、増刷は掛かりそうか、入金はいつか…気にかかる。なんとか生活できているのは、ひとえに読者さんのおかげである。
月給が入るわけではないから、気分は農作業に近いのかもしれない。苗を植えて雑草を取り作物が育つのを待つ。うまく台風を逃れれば、収穫にあずかれる。
満員電車に乗らなくていいかわり、日々の悩みは少なくはない。一日の仕事が終わっても、それでいいのか悪いのか判断する上司はいない。足りないから残業せよという人もいない。いるとしたら自分が自分にいうしかない。
傾かないように支えるのは自分だが、支えられるのも自分だ。いや、実は支えてくださるのは愛なる神だ。感謝しよう。
そして今日も一日が終わる。ゆっくり眠りましょう。おやすみなさい。また明日ね!